Oracle Clinical One(旧 Clear Trial)
統合プラットフォームへと進化した治験計画・予算管理ソリューション
アメリカ合衆国テキサス州オースティンに本拠を置く、大手ソフトウェア企業オラクルが手掛けるシステムです。かつてClearTrialとして提供されていた高度な治験計画機能は、現在、ライフサイエンス向け統合プラットフォーム「Oracle Clinical One」の中核機能として統合されています。オラクルのソリューションは、世界の大手製薬企業のトップ30社のうち28社で導入(※1)されており、グローバルスタンダードとしての地位を確立しています。
(※1)参照元:Oracle公式HP(https://www.oracle.com/jp/life-sciences/cro-growth-initiative/)2026年4月調査時点
治験計画の立案と予算策定をデジタル化
臨床試験の計画立案には多大な労力が必要ですが、Oracle Clinical Oneは、タスク一覧・スケジュール・コスト・リソースといった情報をクラウド上で一元化・可視化します。業界標準のベンチマークデータを活用したアクティビティ・ベースの計算により、数分で精度の高い予算見積もりを算出。複数の試験シナリオを迅速に比較することで、効果的な計画を短時間で策定し、試験開始までの期間を大幅に短縮します。
不測の事態でも適切なシナリオを随時モデル化
治験の運用条件や財政状況が突如変化した場合でも、影響を即座にシミュレーションし、新しいシナリオを作成する機能を搭載しています。計画内容が複雑になるほど、スケジュール変更や予算増加、ベンダー変更のリスクは高まりますが、本システムではこれらをリアルタイムにモデル化できるため、現場の迅速な意思決定を強力に支援します。
ポートフォリオ全体での効率的な管理と分析
個別試験の管理にとどまらず、ポートフォリオ・レベル(組織全体)での俯瞰を可能にします。統合プラットフォーム内の分析機能により、計画予算と実際の進捗データをリアルタイムに比較。潜在的な予算不足やリソースの偏りを早期に発見し、治験全体のガバナンスとコンプライアンスを強化します。
導入事例・実績
アジア・パシフィック・バイオファーマ・エクセレンス・アワード(ABEA 2026)受賞
2026年3月、アジア・パシフィック・バイオファーマ・エクセレンス・アワード(ABEA 2026)にて、「最優秀治験サプライヤー賞:データ管理・分析部門」を受賞しました。3年連続の受賞であり、臨床データの品質向上と運用の可視化におけるリーダーシップが証明されています。
※参照元:IMAPAC公式サイト(https://www.imapac.com/awards/asia-pacific-biopharma-excellence-awards-2026)
導入金額の目安
個別見積もり。クラウド型SaaSとして提供されており、試験規模や利用モジュールに応じた価格体系となっています。
サポート体制
日本オラクルによる日本語サポートを提供。24時間365日のグローバルサポート体制に加え、オンラインのユーザーコミュニティやナレッジベースも充実しています。
機能・スペック一覧
- 治験予算策定、リソース計画の自動化
- 業界ベンチマークに基づくコスト算出
- 複数シナリオのモデリングと比較分析
- Oracle Clinical One(EDC/RTSM等)とのシームレスなデータ連携